0903201愛犬を飼う前に考えてほしい事

先日友人からGRを飼いたいので・・・と相談がありました。
先代を無くされて数年経ちましたがやはり飼いたいという事でした。
今はパピーが3月に生まれ5月には来る事になったので、
先日南箱根ダイヤランドに遊びにきてくれて、
ボーノやレトモダチと遊んでくれました。
ボールに夢中のボーノの向こうでパピーのカルビちゃんと遊んでいます。

相談を受けた後、入手方法などをアドバイスする前にお店に来ていただき、
ボーノとゆい君と遊んでいただきながら現代のブリーディングについてお話をしました。

今遺伝性の疾患がとても増えていること。
特にGRでは股関節形成不全などの関節トラブル、白内障などが多いこと。
その原因のほとんどはブリーディングに起因すること。

その犬種の保護を考えるシリアスブリーダーは、
スタイルや毛の色などのようなルックスだけでなく、
遺伝性疾患の情報があるデータベースを使用してチェックし、
外見だけでなく性格なども考慮しながらブリーディングしますが、
商用ブリーダーはもうけを考えるのでそこまで考えていません。
従ってどうしても遺伝性疾患を持つ子が増えているのです。
盲導犬協会ではJAHDのデータベースを使用して股関節形成不全を持つ子が、
とても少なくなったという報告もあります。
JAHDの詳細は http://www.jahd.org/

また商用ブリーダーやペットショップのパピーは、
生後30日もたたない段階で親兄弟と引き離され、競りにかけられ、
運送され、ペットショップの箱の中に閉じ込められます。

この時期は親兄弟と遊ぶ事で社交性を身につけたり、
兄弟喧嘩をして親にしかられながら、
きつく噛んではいけない事や色々な常識を学ぶ大切な時間です。

その大切な時間を経ずに、拉致されて、
ペットショップの箱の中に放り込まれ、
パピーは眠いのに人間達がガラスをゴンゴンたたく環境にさらされたら、
正常な性格でいられるのでしょうか?

シリアスブリーダーは60日以上しっかり親子を育て、
大切な時間を過ごさせる努力をしています。

そこまで手をかけられた子は確かにペットショップより値段が高いのですが、
その後10年以上を一緒に過ごす家族ですのでしっかり考えるべきだと思います。
欧米では日本のようなペットショップはありません。
あれが動物虐待と見なされるからです。

もちろん経済的な問題など色々あると思いますが、
よく考えてパピーを選んでほしいと思いますし、
消費者がしっかりとした考えを持てば、
虐待と考えられるようなショップが減っていくと思います。

今回のご家族は僕たちの話を聞いてくれて、
すぐに欲しいという気持ちを抑えて、
シリアスブリーダーからの入手を決意してくれました。
ラッキーな事に僕たちが話してから2ヶ月ぐらいでパピーと出会えました。
もうすぐパピーがやってくるのを家族皆で楽しみにしています。

僕の友人の家族は先にゴールデンのクラブに入会し、
そこで色々な勉強をしてから数年してパピーを迎えられた方もいます。
すばらしい事ですよね。

すぐに欲しいという気持ちも解りますが、
このように待ったり勉強する時間を持つ事も重要だと思います。
ドイツでは犬を飼うために審査が必要で、
家族の理解や環境、そして経済的な面などの審査をへて初めて犬を飼えます。
このようなシステムが無いから日本では毎年、
10万頭の犬と20万頭を超える猫が棄てられて殺処分とされているのだと思います。
本当に犬という生命体の事を考えると世界中に必要なルールではないでしょうか!?

ご興味のある方は直接お話しもできますので、
当店にお気軽にお問い合わせ下さい。

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